このページでは、機密書類の廃棄業者の信頼性を確認する方法を紹介しています。
機密文書の処分を業者へ依頼する際には、安全性の高さを確認することが重要です。セキュリティ体制の整っていない業者や、情報漏洩に対する認識が甘い業者では、それだけリスクが高くなってしまいます。
では、処理業者のセキュリティレベルを見極めるにはどのような点をチェックすればよいのか? 安全性に関するチェックポイントを見ていきましょう。
処理業者のセキュリティレベルを見極めるための重要なポイントとして、「処理専門業者かどうか」ということが挙げられます。
多くの処理業者は、機密文書の処分を専門としているわけではありません。こうした業者は機密性に対する認識が甘く、社員教育も充実していないという問題があります。そのため、配送時や処理工程において、社員の不注意による情報漏洩が起こってしまうケースもあるのです。
セキュリティレベルの高さで選ぶなら、機密性や安全性の高い処理専門業者が良いでしょう。さらに言えば、自社工場を保有している処理専門業者が安心です。情報抹消のための専門工場なので、漏洩防止の体制がしっかりと整っています。
参考:川﨑直人『機密文書を処理する前に!』自費出版,2004年4月1日
安全性を見極めるための分かりやすいポイントとしては、「ISO27001を取得していること」が挙げられます。ISO27001とは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格(※)。情報漏洩のリスクを幅広く抽出して、安全性・機密性を維持管理するシステムを構築している証です。
※参照元:日本品質保証機構(https://www.jqa.jp/service_list/management/service/iso27001/)
認証取得状況は、業者のホームページなどに掲載されていると思います。セキュリティレベルを見極める判断材料の一つとして、ISO27001を取得しているかどうかを確認してみてください。
コンプラ係長
社内でコンプライアンス関連の業務に携わっています。書類の処理について、いつも口うるさく言っているので、周りからはコンプラ係長と呼ばれています(笑) いま、適切な情報漏えい対策をすることが、企業の課題になっていると思います。メールや外部メモリーなど、情報漏洩の原因は様々ですが、実は紙(書類)からの漏洩が7割を占めているのです。 社内から情報が漏れて信用問題にならないよう、早めに機密文書の廃棄業者を手配しておきましょう。
【免責事項】
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