大手物流業者の日本通運も機密文書を廃棄するサービスを提供しています。具体的に、どのようなサービスを提供しているのでしょうか。
日本通運は、不要になった機密文書を溶解処理してからリサイクルする機密書類リサイクルサービスを展開しています。主な特徴は次の通りです。
機密書類リサイクルサービスの利用方法は、専用ダンボールに機密文書を詰め込んで集荷を依頼するだけです(ダンボールに封入シールを貼りつけします)。専用ダンボールの輸送は専用車両で、専用ダンボールの仕分けは専用スペースで行われます。チェックポイントを通過するたびに荷物の存在を確認するので、紛失の心配はありません。また、専用のダンボールは開封されることなく溶解処理されます。だから、機密情報が外部へ漏れる心配も少なくて済むでしょう。溶解後は、溶解証明書が発行されます。
廃棄する機密文書についているクリップやホチキスなどを取り外す必要はありません。そのまま専用のダンボールに詰め込めるので、手間をかけずに処分できます。エコリサイクル便(サービスの概要は後述)は、手元にあるダンボールでも利用可能です(北海道は除く)。
機密書類リサイクルサービスには、大量の機密文書を処分したいときに便利な「エコリサイクル便」と少量の機密文書を処分したいときに便利な「エコリサイクル@ミニ」が用意されています。それぞれのサイズと料金は次の通りです。
サイズ | 縦31㎝×横44㎝×高さ27㎝ |
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専用ダンボール | 350円/枚(手元のダンボールも利用可) |
数量 | 料金 |
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1個 | 1,870円/個 |
2~10個 | 1,650円/個 |
11~20個 | 1,430円/個 |
21~30個 | 1,210円/個 |
※運賃・溶解処理料・溶解証明書発行手数料込みの料金です。
サイズ | 縦35㎝×横28㎝×高さ7㎝ |
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専用ダンボール | ダンボール代は料金に含まれています。 |
数量 | 料金 |
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1個 | 1,020円/個 |
2~10個 | 980円/個 |
11~20個 | 940円/個 |
21~30個 | 900円/個 |
※専用ダンボール代・運賃・溶解処理料・溶解証明書発行手数料込みの料金です。
画像引用元:日本通運公式HP(https://www.nittsu.co.jp/) |
社名 | 日本通運株式会社 |
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所在地 | 東京都港区東新橋1丁目9番3号 | |
事業内容 | 自動車輸送、鉄道利用輸送、海上輸送、船舶利用輸送、利用航空輸送、倉庫、旅行、通関、重量品・プラントの輸送・建設、特殊輸送、情報処理・解析などの物流事業全般 および関連事業 | |
認証取得情報 | 記載なし | |
URL | https://www.nittsu.co.jp/ |
コンプラ係長
社内でコンプライアンス関連の業務に携わっています。書類の処理について、いつも口うるさく言っているので、周りからはコンプラ係長と呼ばれています(笑) いま、適切な情報漏えい対策をすることが、企業の課題になっていると思います。メールや外部メモリーなど、情報漏洩の原因は様々ですが、実は紙(書類)からの漏洩が7割を占めているのです。 社内から情報が漏れて信用問題にならないよう、早めに機密文書の廃棄業者を手配しておきましょう。
【免責事項】
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